アドバイザー
人間の可能性を引き出す 本間 正人 |
人間は「学ぶ存在(ホモ・ディスケンス)」であり、学習は、人間にとって最も基本的な営みである、
という立場に立って「学習学」を提唱しています。
人間にとっての学習は「生きること」とほぼ同義の幅広い内容を含んでいます。
しかし、これまで「教育=学校の授業」というイメージが強くなりすぎて、
受動的に「教わる」という固定観念が蔓延して、自ら主体的に学ぶという意識が
損なわれていることが、教育問題の根底にあります。
教育者の役割としては、一人ひとりの学習者の学ぶ力と意欲を引き出すこと。
そして、学習環境を整え、適切な学習資源や学習方法を紹介することが、ますます重要になります。
画一的に知識を伝授する機能はEラーニングに代替され、一人ひとりの持っている可能性を
引き出すところにこそ、教育者と学校の使命は移っていくと考えます。
日本教育推進財団、坂東弘康会長とは、松下政経塾の同志として25年来のつきあいになります。
人材育成にかける思いの強さには敬服しています。
財団が、旧来の常識を打破し、人類にとって最大のフロンティアである人間の内なる可能性を
ひらく先鞭をつけることを、心から期待します。
経歴
- NPO学習学協会代表理事
- 帝塚山学院大学客員教授
- 一般社団法人 笑顔のまちづくり研究所理事長
- NPOハロードリーム実行委員会理事
- 東京大学文学部卒業、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学博士Ph.D.)
ミネソタ州政府貿易局、松下政経塾研究部門責任者などを経て、
NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」の講師、
経済産業省キャリア教育民間コーディネーター委員会座長などを歴任。
「教育学」を超える「学習学」を提唱し、「研修講師塾」を主宰する。
◆主な著書
- 『笑顔のコーチング』(小巻亜矢共著、大和書房)
- 『モンスアーペアレント』(中経出版)
- 『入門ビジネスコーチング』 (PHP研究所)
- 『ほめ言葉ハンドブック』(共著、PHP研究所)
- 『グループ・コーチング入門』(日経文庫)
- 『コーチングの教科書』(自由国民社)
- 『私が会社を変えるんですか?』(共著、日本能率協会)
ほか多数。
◆関連サイト
http://www.learnology.co.jp (らーのろじー株式会社)